200220308「ウエストサイドストーリー」 (2022-03-10)

20220308「ウエストサイドストーリー」

 

3月8日火曜日の午後から「ウエストサイドストーリー」をユナイテッドシネマに観に行きました。2月14日に「ドライブマイカー」を見に来た時に、既に封切りされていたと思うので3週間遅れで観ることになります。14時半からの上映で、観客は私も含めて4組5名ぐらいでした。17時20分までの2時間50分:実質157分の長い映画ですので、毎日が暇で、旬をずらして観るひとは、私ぐらいしかいないと思いました。

1961年に映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエストサイド物語」を

スティーブ・スピルバーグ監督が再映画化したものなので、1950年代のニューヨーク、マンハッタンの様子が良かったですね。車が全部クラシックカーなので、アメリカ中のクラシックカーを集めてきたように一杯走ってました。

大体の筋書きは観終わってから甦りました。ミュージカルは案外好きなんですが、この映画は、歌もうまいし、ダンスも素晴らしい。主演のトニーを演じたア

ンセル・エルゴートはやはりいい男ですね。マリーを演じたのは3万人のオーディションで選ばれたレイチェル・ゼグラーは可憐で可愛かいく、凄く良かったけど、私が一番いいと思ったのはプエルトリコ系移民の「シャークス」のリーダー:マリアの兄:ベルナンドの恋人役のアニータを演じたアリアナ・デボーズではないかと思います。ダンスの迫力と演技力もあったので、アカデミー賞に助演女優賞の受賞も有りかと思いました。

1950年代のアメリカは、プエルトリコ移民と、先に移民してきていたポーランド系移民との軋轢が生じ、貧民街から彼らを追い出すマンハッタンの再開発が始まった時代だったようです。1898年の米西戦争でスペインか

らアメリカに併合されたので、プエルトリコ人の多くはスペイン語をしゃべっており、あまり英語は得意では無いようでした。

マリアのお仕事は、結婚式場?の営業が終わってからのビル清掃のようでした。兄のベルモントはボクサー。ベルモントの恋人のアニータは洋裁でミシンを動かしていました。プエルトリコ移民の仕事風景は映画で描かれましたが、ポーランド系移民は仕事していないのか仕事風景は描かれませんでした。

最後に、ポーランド系移民の「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」との決闘と衝撃のアンハッピーエンドの結末が、やはり衝撃的で圧倒されました。