2018年4月16日 ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (2018-04-18)

2018年4月16日ウィンストン・チャーチル ヒットラーから世界を救った男

2018年4月16日 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

 

日本では、辻一弘氏が特殊メイクで第90回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことで有名な映画です。主演のゲーリー・オールドマンも主演男優賞を受賞しています。あまり、アカデミー賞には興味ないのですがいくつの賞があるかWikipedia数えたところ24部門ありました。(ちなみに初回の1928年は7部門でした。)映画の評価は作品、監督、主演男優・女優だけでは無いと考える文化が、アメリカ映画のふところの深さを感じさせます。

チャーチルの生涯を全て映画化しようとすると、とんでもないことになるので、この映画は1940年5月10日の首相就任からのわずか27日間を描いた作品です。

この27日間を理解するためには、昨年上映された「ダンケルク」を合わせて観ると、チャーチルの苦悩が良くわかります。

ダンケルクの戦いは、1940年5月24日には英仏軍はダンケルク海岸に追い詰められ、全滅と言われていた英仏軍が奇跡の撤退完了が6月4日です。

映画にも出てきましたが、英仏連合軍が、ダンケルクから撤退した後の6月4日、チャーチルは下院で、こう演説しました。

「ヨーロッパの大部分の領土と、多くの有名な国々が、
嫌悪すべきナチ(ドイツ)の支配装置の手中に落ちたとしても、
我々は、ひるみはしないし、くじけはしない。
我々は最後まで戦い続ける。
フランスで、海で、
そして募りゆく自信と戦力でもって、空で戦う。
いかなる犠牲を払っても、 我々の島国(イギリス)を守るであろう。
海岸で、上陸地点で、平原と街路で、そして高地で戦う。
我々は、決して降伏しない。」

”いかに戦況が不利になっても、“

すでに歴史を知る者にとっては、ヒトラーと講和することは考えられないことですが、その時代に生きた人にとって、それがより良い選択肢だと信じた人がいたことを忘れないようしないと、人生の選択を間違えてしまう事があるということを肝に銘じようと思います。